演劇講座で現役俳優指導

現役の俳優から指導を受ける受講生

「演技の楽しさ感じて」
奄美市生涯学習講座第1回

奄美市の2017年度生涯学習講座「演劇入門」の第一回講座が6日夜、同市名瀬長浜町の名瀬公民館金久分館であった。受講生は、同市笠利町出身で映画や舞台の経験を持つ中山史尚さん(31)の指導で演技することの楽しさを基礎から学んだ。

受講生は20~60歳代と幅広く、ほとんどが本格的な演劇経験はゼロ。生涯学習講座を運営するNPO法人アマミーナによると、過去10年、演劇講座の開講はないという。

この日は13人が参加。ゲーム形式で互いを愛称で呼びかけたり、歩き回りながら犯人役を当てる「ウィンクキラー」では倒れる動作で「演じる」ことを体験した。

また中山さんと同期で、映画や舞台で活躍する中島頼之さん(30)、神後=かみごし=修治さん(30)ら3人が東京から特別参加。会場で披露するプロの演技に受講生は目を見張った。

中山さんは「まずは演じることの楽しさを感じてもらい、今後も楽しく学べる場をつくりたい」と話した。

本田英子さん(43)は「以前から舞台に興味があって参加した。演技するおもしろさを感じたので、これから頑張りたい」と意気込んだ。

同講座は9月まで、月2回ペースで行われる。