全国に先駆け奄美で封切り

7月7日映画『海辺の生と死』
島尾敏雄顕彰会 多数の来場呼び掛け

NPO法人島尾敏雄顕彰会(潤井文子理事長)は来月7日、奄美市名瀬の奄美文化センターで島尾敏雄の妻ミホの同名小説などを原作にした映画『海辺の生と死』の特別上映会=写真=を行う。同会は映画が全国に先駆けて奄美で封切りとなることから、多数の来場を呼び掛けている。

今年は、作家島尾敏雄の生誕100年の記念の年。同会は「島尾敏雄生誕100年記念事業祭」として、来月に加計呂麻島散策ツアーやシンポジウム・講演会などの開催を予定している。

映画は、島尾ミホの『海辺の生と死』と島尾敏雄『島の果て』ほかが原作。主人公を4年ぶりの主演となる沖縄出身の満島ひかりさんが、主人公と恋に落ちる海軍中尉を俳優・永山絢斗さんが演じている。

映画には、地元の奄美から多数のエキストラも出演。準主演の子も地元の子で、子どもから大人まで撮影に参加したという。

上映会では、撮影した越川道夫監督の舞台あいさつを実施。出演者などの登壇も予定されている。

映画上映会の日程は、同日午後1時半~と同6時半~の2回。場所が奄美文化センターになる。同会は、「夜の方は混み合うかもしれないので、昼の方で見てもらえれば」としている。

入場料は、一般が前売り1300円(当日1500円)、中・高生は千円で、小学生以下は無料。全席自由席。チケットを販売するプレイガイドは、あまみエフエム・ディ!ウェイブ、楠田書店、セントラル楽器、TSUTAYA名瀬店、ブックス十番館プラス1になる。

また同会が、読者プレゼントとしてチケット3枚を提供。チケット希望者は、名前・住所・連絡先を郵便はがきに記入の上で「奄美新聞社報道部読者プレゼント係」へ6月25日までに申し込むこと(抽選後、当選者には7月5日ごろまでに発送する)。なお、名瀬での上映会終了後の9日に加計呂麻島諸鈍の展示・体験交流館でも同映画の上映会が計画されている。

問い合わせ先は、NPO法人島尾敏雄顕彰会事務局の浜田さん℡090―9582―7833。