「凛」テーマに大島高文化祭

3年生のステージ部門、ユーモアあふれる内容で場内を笑いに包んだ

ステージ、展示などで魅了

県立大島高校(池田浩一校長)の第69回文化祭が11日、同校で開かれた。「凛~りん~」をテーマに、1・2年生は各組それぞれ教室内に展示空間を設け、アート作品、奄美の自然写真などを発表したり、クイズやゲーム企画で来場者を楽しませた。3年生のステージ部門では、教職員も生徒に交じり劇やダンスなどを披露。ユーモアあふれる内容に、会場内は多くの笑いに包まれた。

全体企画では、全校生徒による「花の制作『凛と舞う蝶のように』」が、校内廊下に展示され、生徒会統一テーマでもある「凛」に沿って、生徒一人一人が目標に向かい飛び立とうとする姿を、凛と舞う色とりどりのチョウで表現。本館、理科棟の各教室では、1・2年生各クラスの展示物などのほか、茶道部など部ごとの作品も発表された。

体育館でステージ部門があり、3年生の各クラスは、映画作品をアレンジしたり、オリジナルの演劇などを披露。5組は、奄美大島が薩摩藩に統治されていた時代背景を元に、西郷隆盛がケンムン、紬の妖精や島民らを仲間にしながら、藩の役人らとの間に入り、協力関係を結ぶまでを描いたオリジナルの劇を演じた。要所に組み込んだ、お笑い芸人を参考にした演出や、教職員の演技にも大きな注目が集まり、会場内は大きな笑い声や歓声に包まれた。

また、合間には生徒有志らによる漫才やバンド演奏、合唱、ダンス、空手部や新体操部の発表などもあり、会場を盛り上げた。