瀬戸内・宇検防犯協総会

総会では犯罪概況の説明や、事業計画の承認があった

必ず施錠呼びかけ
自転車盗犯罪率、県内8番目

瀬戸内・宇検防犯協会連合会(会長・鎌田愛人瀬戸内町長)の総会が20日、瀬戸内警察署であった。同署管内の犯罪概況の説明があのほか、2016年度の事業経過と決算の報告、17年度事業計画、予算を承認した。

同署によると、16年の犯罪認知件数は同町で40件、宇検村で2件。人口1万人あたりの犯罪件数を示した犯罪率は同町で45・2件。鹿児島県43市町村の中で8番目に高い。また、自転車盗の認知件数は同町で6件、宇検村では0件。同町の自転車盗犯罪率は6・8件で、県内で4番目に高いという。自転車盗や住宅対象侵入盗(空き巣)の被害者は、無施錠だったケースが多いため、自転車や車、住宅から少し離れる場合は、必ず施錠をするように呼びかけた。

17年度事業計画によると、同町の防犯ボランティア団体「安全・安心きらめき隊」が7月のシーカヤック大会後夜祭と、8月の「瀬戸内町みなと祭り」でパトロールを行う。10月には秋の全国地域安全運動にあわせ、同町古仁屋市街地で約150人が参加する、防犯パレードを実施。同月、同村で行われる「やけうちどんと祭り」では、防犯ボランティア団体「やけうち元気パトロール隊」がパトロールを行う。

また総会終了後には、沿岸防犯連絡協議会(会長・鎌田町長)の通常総会も行われた。奄美海上保安部古仁屋海上保安署などから、違法薬物の密輸や、外国人の不法入域など、沿岸で起こる犯罪について説明などがあった。