日本3位入賞、東さん(奄美市)フル出場

アンプティサッカーの国際大会があり、奄美市の東さん(後列右から3番目)が日本選抜に初選出され全試合出場を果たした=提供写真=

アンプティサッカー国際大会

上肢、下肢の切断障がいを持った選手らがプレーする「アンプティサッカー」の国際大会が24、25日にポーランドであり、日本選抜は強化合宿の一環で、出場。奄美市笠利町の東幸弘さん(35)がGK(ゴールキーパー)で大会フル出場を果たした。日本は、アイルランドに2―0で勝利し、3位入賞を飾った。

大会(Amp Futbol Cup 2017)は、首都ワルシャワで開催。欧州5か国も出場し、ホスト国ポーランドと、ギリシャを加えたAグループに入った日本は初戦ポーランド戦、6―1で敗戦。予選突破をかけた一戦は日本がギリシャを13―0の大差で破り、準決勝進出を果たした。

イングランドに4―0で敗れたが、3位決定戦で日本は、富岡忠幸選手(関西セッチエストレーラス)の2ゴールでアイルランドを下し、3位入賞を決めた。東さんは、全4試合にフル出場を果たした。

自身初めての国際大会に挑んだ東さんは「相手選手らの体が大きく、フィジカルも強かった。想像以上で驚いた」。特に、ワールドカップでもベスト4に入る強さのポーランド、イングランドに関しては「組織的なサッカーで、シュート力が違う」。大きなレベル差を感じたという。

アンプティサッカーワールドカップ、日本は2010年の第8回大会アルゼンチン大会に初出場して以来、連続出場している。来年の18年に第11回ワールドカップを予定し、日本も出場を見込んでいる。

次回の国際戦に向けて、東さんは、シュートへの反応を自身の課題に挙げており、「手だけでは防げない。体で止めるような感覚にもっていけるように、反応を早くしていきたい」と目標を語った。