地域の協力員に教えてもらい、稲刈りを体験する秋名小の児童
秋名小稲刈り 収穫の喜びかみしめる
龍郷町
田んぼが広がり、稲作地帯として知られる龍郷町秋名。同町立秋名小(宮田藤蔵校長、児童8人)は16日、秋名田ぶくろ「あゆみの田」で稲刈りを体験した。参加した子どもたちは地域の協力員に鎌の使い方を教えてもらい、たわわに実った稲を一株ずつ刈り取り、収穫の喜びをかみしめた。
同小の稲作体験は「秋名田ぶくろ物語」という愛称で活動。3月の「もみつけ」、「種まき」から始め4月に「田植え」、そして「草とり」と米作りを学習してきた。
この日は児童8人などで田3㌃の稲を刈り取り、地域の住民らが稲を束ねていった。同小3年の山崎美穂さんは「去年も参加した。今年もうまく稲刈りできた。餅つきをして食べるのが楽しみ」と笑顔で語った。5年の池田亜翔夢君は4月に転校してきて行事初参加とのこと。「ここでは初めての稲刈りだけど、教えてもらった通り、きれいに刈り取れた」と話した。
同校の徳永由美子教頭は「昨年は不作で70㌔くらいだったが、今年は豊作で100㌔の米が収穫できそう」と話した。
刈り取った稲は乾燥したのち、8月に脱穀。9月には地域の敬老会に餅米を提供し、12月に学校で餅つき大会を行うという。