知名町瀬利覚ファングル塾

魚すくいを楽しむ子ども達=知名町=

地元の魚を知る
トウギョ学習会 集落の子ども達参加

 【沖永良部】知名町瀬利覚字ファングル塾による「トウギョ学習会」が22日、同町ファングル塾の館であった。夏休み中の児童ら10人ほどが参加し、絶滅危惧種に指定されているトウギョ(タイワンキンギョ)などの生き物について学んだ。

 同塾では、3年前からタイワンキンギョの保護活動に取り組んでいる。今回は、地球環境資源センター(東京)主任研究員の田中伸一さんを講師に招いた。

 学習会では、タイワンキンギョのほか、キバラヨシノボリやカダヤシ、オオウナギ、エラブマイマイなど島に生息する魚とカタツムリを紹介。その後、簡易プールに入ったカダヤシやムーンフィッシュを金魚すくいのポイを使って捕まえ、ヒレや模様などの特徴を比較した。

 また、稚魚を産んだばかりのムーンフィッシュのメスを児童らに見せた田中さんは「卵を体内でふ化させてから稚魚を産み出している」と説明した。

 知名小3年の西穂雄くん(8)は「魚すくいが面白かった。島にもたくさんの魚がいると分かった」と話した。