クロウサギ保護啓発を周知

観客の前で映像制作の思いを語った長尾さん

立命館大 長尾さん 学生映像作家制作発表会

 第14回「JCF学生映画祭」の短編部門で準グランプリに輝いた立命館大学の長尾淳史さん(滋賀県出身)が23日、奄美市名瀬末広町のAiAiひろばで「アマミノクロウサギ」保護啓発ショートムービー制作発表会を行った。一般や関係団体など約30人が集い、完成したショートムービーを鑑賞した。完成した映像は、関連サイトにアップしSNSなどで拡散してクロウサギの保護啓発を周知する。

 映像制作は絶滅危惧種の保護を目指す「Save the RED LIST」プロジェクト(㈱エルムスユナイッテッド動物病院グループ主催)の一環として実施。同映画祭の長編・短編部門のグランプリ、準グランプリを受賞した4人の中から、CGを得意とする長尾さんがスカラシップ(スポンサーがついて制作する)監督に選ばれていた。

 同プロジェクトは絶滅危惧種の保護と生態系維持に貢献することを目指している。長尾さんは、何も知らないで奄美を訪れる若者層をターゲットにクロウサギの保護を訴える映像を制作した。

 観客に披露された映像は、「ネイチャーバブル」(約3分30秒)。作品には、長尾さんが奄美各地を取材した観光地の映像も盛り込まれている。

 完成披露した作品は、「Save the RED LIST」のサイトやYouTubeでも公開。県奄美パークやマングローブパークで無料放映するように依頼しているという。事務局はDVDを作成し、関係先に配布も計画しているとした。

 長尾さんは撮影取材や映像制作を振り返り、関係団体や多くの人の協力に感謝。奄美を気に入り、「他の島々で、ストーリーを基にした作品作りにも取り組みたい」と意欲を見せた。