親子で「昭和」の遊び体験

懐かしい「ゴム跳び」に挑戦する児童

小宿小PTA「外で元気に遊んで」
カッタやゴム跳びに熱中

 奄美市名瀬小宿の小宿小学校(林賢介校長、児童347人)PTA有志による「親子昭和の遊び大会」が23日、同校体育館であった。昭和時代に子どもが夢中になった、外遊びのカッタ(カルタの方言)やゴム跳びを参加した親子が体験した。

 イベントは2017年度家庭教育学級の一環。父親と子どもの交流、親子ふれあいの場を設けようと企画された。25組約60人の親子を前に、同校の城平一PTA会長は「昔ながらの懐かしい遊びを親子で楽しんでもらえたら」と呼びかけた。

 この日はカッタ、ゴム跳び、ビー玉、割りばし鉄砲の遊びを用意。手づくりのカッタを手に、子ども達はマットの上に置かれた相手のカッタをめがけ、力いっぱい投げる様子が館内で見られた。父親の指導を受けながら、うまくひっくり返せたカッタを手にして、笑顔を見せる男の子の姿も。

 またゴム跳びでは、ゴムを足に引っ掛けて、交互に飛ぶ遊び方を母親が〝模範演技〟。器用な足さばきに目を見張りながら、子ども達は一生懸命、挑戦した。

 林校長は「外遊びは今も昔も変わらない楽しさが魅力。親子が楽しむことは大きな意義がある」と語った。

 1年・東直央=なお=君は「初めてのカッタは投げ方が難しかった。ゴム跳びはゴム縄をうまく引っ掛けて跳べて、おもしろかった」と笑顔。父・博樹さん(43)は「昔の遊びを久しぶりに楽しんだ。子どもは家の中にいるより、外で元気に遊んでほしい」と話した。