認定エコツアーガイド誕生

認定ガイドに認定証が手渡された

奄美群島で56人 質の高いガイド提供へ

 奄美群島広域事務組合は1日、奄美市役所会議室で奄美群島認定エコツアーガイド認定証交付式を行った。認定制度に基づく研修を受けた登録ガイドの中から、奄美群島では56人のエコツアーガイドを認定。奄美大島会場は約20人が参加し、奄美群島エコツーリズム推進協議会の朝山毅会長(奄美市長)から認定証などが手渡され奄美初の認定ガイド誕生を祝した。

 交付式は、3月と5月の認定講習会を受講して、7月11日の奄美群島エコツアーガイド認定制度運用・審査部会で審査をクリアし各島のエコツアーガイド連絡協議会が認定した登録ガイドが対象。認定されたのは島別では、奄美大島43人、徳之島6人、沖永良部島7人になる。

 朝山会長が出席した認定ガイド一人一人に、認定証や認定カード、ガイド車両に掲示するマグネットシートなどを交付。認定ガイドの誕生を祝し、「質の高い奄美ならではのガイドを提供できる。魅力を正確に伝えて奄美が飛躍するような環境づくりにつとめてもらいたい」と激励した。

 環境省・奄美自然保護官事務所の千葉康人上席自然保護官も式に参列。千葉上席自然保護官は、認定ガイドたちに国立公園の決まりなど解説した。

 交付式に参加した奄美大島エコツアーガイド連絡協議会の喜島浩介会長は、「認定ガイドがスタートして、将来は一般的な職業と認識されてほしい。認定ガイドについては、各島のエコツアーガイド連絡協議会のホームページでも紹介している」。無許可のガイドにも触れて「連絡協議会の登録ガイドになってもらい、共通のルールでやってほしい」と語った。

 認定ガイドの資格は、3年更新。11月にも講習会が予定されていて、2018年からは年1回の認定講習会が実施される。