徳田町長(右)に龍郷小の受賞を報告した橋口校長(龍郷町役場で)
野生生物保護功労で龍郷小
アサギマダラ マーキング活動認められる
アサギマダラへのマーキング活動が認められ、龍郷町の龍郷小学校(橋口俊崇校長、24人)が、今年度の野生生物保護功労者表彰の環境大臣賞を受賞した。
アサギマダラは長距離の渡りをする蝶で、マーキングとは捕まえた蝶の羽に捕獲した人の名前や捕まえられた日時、場所などを書き、逃がすこと。
龍郷小は長年、アサギマダラへのマーキング活動に取り組んでおり、毎年2学期には奄美自然観察の森(同町)を活用して活動。石川県羽昨郡宝達志水町の宝達小とは、写真を送り合うなどマーキング活動について情報交換もしている。アサギマダラが学校に飛来するようにと、アサギマダラが好むハンダマ(水前寺菜)を校庭に植えているという。
7日は橋口校長が徳田康光町長に受賞報告を行った。同町では環境教育に役立ててほしいと出身者から寄付があったのをきっかけに、2006年から子どもたちを対象にした環境教育により力を入れている。橋口校長は「本町は環境教育に力を入れていますが、それが評価されたと思っています。非常にありがたく思っています。今後とも子どもたちと取り組みを継続していきたいです」。徳田町長は「大変うれしく思っています。環境教育により下地がしっかりできたことで成果が出てきているように思えます」と語った。