観光客や帰省者など多くの人で混雑した奄美空港
お盆休みふるさとで
「島でゆっくり過ごしたい」
全国的にお盆の帰省ラッシュは11日にピークを迎えたとみられるが、12日も引き続き、海・空の玄関口となる各施設は混雑している。奄美市笠利町の奄美空港でも、お土産を手にした帰省者、スーツケースを引く観光客など到着ロビーは多くの人でにぎわった。
各航空会社が発表した夏季繁忙期間(10日~20日)の予約状況(3日現在)によると、奄美関連路線を含む空の便のピークは下りが11日、上りは15日が見込まれ、上下ピークともほぼ満席状態となっている。
各社路線別に予約率をみると、日本航空(JAL)の奄美大島―東京(羽田)線は72・9%、大阪(伊丹)線は58・5%、福岡線は68・8%。JALグループの奄美関連路線全体で65・1%。日本エアコミューター(JAC)の予約率は、68%、琉球エアーコミューター(RAC)は58・9%。
バニラ・エアの奄美―成田線の予約率は上下便合わせて約88%、大阪(関西)線は、約86%。上りのピークは、15日とみられ、バニラ・エアの成田着便は、繁忙期間中で最も高い88・1%の予約率を示した。
12日の奄美空港では、午前中から各便の搭乗客や迎えに来た家族らで、到着ロビーは混雑。大阪から、家族4人で帰省した奄美市出身の男性(34)は「外に出て島らしい暑さを感じ、帰ってきたことを実感。親戚とも会いながら、ゆっくり過ごしたい」と笑顔で語った。