迫力ある「火舞」が夏の夜を彩った
2017年度「第28回あやまる祭り」(同実行委員会主催)が13日、奄美市笠利町の宇宿漁港であった。日中は舟こぎ競争大会、手作りボート杯、なんこ大会が行われ、それぞれで熱戦が繰り広げられた。恒例のなんこ大会には過去最多の28チームが出場。夕方から行われた舞台芸能では「火舞」も行われた。幻想的かつ迫力ある演舞で訪れた観客を魅了した。
舟こぎ競争には4部門で47チームが出場。それぞれが優勝目指し、白熱したレースを繰り広げた。手作りボート杯は今回で3回目となり、3チームが出場。ペットボトルや発泡スチロールなどの素材で作られた舟には、それぞれの参加者の工夫が表れ、来場者からの注目が注がれた。今年で16回目。集落を代表する参加者に応援が送られ、互いの交流も深め合った。
特設ステージで行われた舞台芸能では奄美大島を中心に活躍するアーティスト森拓斗さん、楠田莉子さんらが歌で会場を盛り上げた。このほかにも多くの出演者がそれぞれのパフォーマンスを披露した。
舞台芸能を締めくくったのは28年間行われ続けてきた笠利青年団女子による「火舞」。燃えるたいまつで円を描く迫力ある演舞に訪れた多くの見物客が息を飲んだ。終演後には1700発以上の花火が上がり、会場は盛り上がった。
舟こぎ競争、手作りボート杯、なんこ大会の結果は次の通り(敬称略)。
【舟こぎ競争】▽一般の部男子①黒ひげ海賊団▽一般の部女子①マヒマヒ▽集落対抗①須野ブルース▽ちびっ子の部①手花部子ども会
【手作りボート杯】▽タイムアタック部門①イエローペンギン・82▽ビジュアルコンテスト部門①空前絶後のてて200㌔
【なんこ大会】①城前田B②里前A③中金久B、里A▽最高年齢賞=吉田玄正(78)(用安)