大山の樹木を知る

木の名前が書かれたプレートを取り付ける児童=知名町大山=

名前プレート取り付け 地元の子ども達と散策
知名町瀬利覚ファングル塾

 【沖永良部】島の樹木を学ぶイベント「大山のみどり探検に行こう」(知名町瀬利覚ファングル塾主催)が17日、同町大山(標高245㍍)の遊歩道であった。参加した地元児童16人は、講師から山に生えている樹木について説明を受けた後、木の名前が書かれたプレートを丁寧に取り付けた。

 島の植物を学び、自然の大切さについて考えてもらおうと開催。日程は17、18日の2日間で、同塾のメンバーが児童を引率、講師は同町の文化財保護審議委員の新納忠人さんが務めた。

 今回、約1㌔ある大山遊歩道のうち、200㍍ほどを1時間かけて散策。新納さんは「フカノキは手のひらのように葉っぱが広がる」「ホルトノキは季節を問わず、年中紅葉する」などと説明し、子ども達は幹を触ったり、葉の匂いをかいだりしながら木の特徴を確かめた。

 イベントでは、大山で確認されている38種類の樹木の名前と方言名が入ったプレートを準備。同日は、20種類の木にプレートを取り付けた。

 知名小学校4年の宮西亜紀さん(9)は「いろいろな樹木があった。名前も覚えたし、楽しかった。シークワーサーの葉は、とても良い香りがした」と話した。