「どぅしくわ~食堂」

病院スタッフとテーブルゲームを楽しむ参加者ら

ゲームに地域住民との交流も
奄美医療生協 子ども達に大人も訪れる

 奄美医療生活協同組合(杉原雄治理事長)と奄美中央病院は19日、子ども食堂「どぅしくわ~食堂」を開いた。会場となった奄美市名瀬長浜町の生協会館には、未就学児から小・中学生の65人、大人45人が訪れた。昼食でカレーライスを食べたほか、映画の上映や工作、テーブルゲームなど各種ゲームも楽しみ、高齢者など地域住民らとの交流を深め合った。

 今回が初めての開催(市教育委員会後援)。関係者によると、5月から準備を進めてきたなかで、寄付もあり、食材費などに充てられ、昼食のカレーを同組合長浜支部が作ったという。

 室内には、手作りおもちゃで遊んだり、牛乳パックを使った工作などを行うキッズスペースのほか、映画コーナー、宿題をするだけでなく教えてもらえるコーナーなども設けられ、医師や看護師などの病院スタッフ、地域住民も加わり、子どもたちと交流した。

 子ども食堂は、経済的な理由などで、家庭で十分な食事がとれなくなった子どもに無料もしくは安価な食事を提供する活動で全国的に広がりをみせているが、今回、子どもらが安心して遊び、学べる場として、また地域の大人や高齢者と交流を楽しむ場としての利用を目指したものだという。

 同組合関係者は「今後、小中高の長期休み期間中にまた開くことができれば。また、運営にあたり協力など頂ければありがたい」と話した。