「虹の丘」で敬老会

記念品目録を受け取った前原ミツエさん

長寿喜び唄や舞でお祝い
鹿児島中央LCもジャズ演奏

 奄美市名瀬の介護老人保健施設虹の丘(喜入厚施設長・入所者100人)は2日、同施設で「長生きしんしょろ敬老会」を行った。今年度で満100歳になる恵シマさん(99)さんらに記念品が贈られた。

 会に先立って、この日のために奄美大島に訪れた鹿児島中央ライオンズクラブのメンバーで構成されるジャズバンド「ザ・スウィングブラザーズ」が登場。ジャズや歌謡曲など約10曲を演奏し、訪れた約200人の、敬老者とその家族らを盛り上げた。

 敬老会では喜入施設長が「猛暑が続いたが、暑さに負けずに元気な姿を見せてくれてうれしい。敬老者は奄美の経済の基礎を作った人たち。これからも長生きしてその貴重な経験や知識を教えていただきたい」とあいさつ。

 その後、今年度満100歳の恵さんと、前原ミツエさん(100)、米寿を迎える河野キミ子さん(87)、小元勝雄さん(87)、久野精男さん(86)を家族や職員が紹介。敬老者を代表して前原さんには、喜入施設長から記念品の目録が贈呈された。同施設職員で唄者の前山真吾さんによる祝唄の披露があったほか、祝舞や六調で敬老者を祝った。