地域の高齢者もてなし

学生の踊りを楽しむ高齢者たち

学んだ技能や舞台発表で

 

看護福祉専門学校「小湊敬老感謝の集い」

 

 奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)は8日、奄美市名瀬小湊の同校で「第20回小湊敬老感謝の集い」を行った。小湊地区の高齢者約60人が招待され、学生たちが学校で学んだ技能や、舞台発表などで手厚くもてなし交流した。

 感謝の集いは地域の高齢者に日頃の感謝の気持ちを伝え、交流を深める目的で「敬老の日」にちなんで実施しており20回目。小湊地区の75歳以上の高齢者約130人を、学生側が招待して来場を呼び掛けていた。

 看護学科が高齢者の血圧を測定して健康をチェック。こども・かいご福祉学科の学生たちが足のマッサージやハンドマッサージ、肩たたきでもてなした。

 舞台発表では、同校の在学生や古見方へき地保育所園児などによる歌や踊りほか11演目を披露。接待係を務める医療秘書学科の学生たちが登壇して紹介された。

 こども・ふくし学科は歌やダンス、指あそびを発表。看護学科はエイサーで高齢者を楽しませ拍手喝采を受けた。

 調理師養成学科が昼食のメニュー紹介を実施。学生と高齢者は歓談しつつ食事を楽しんだ。

 ベトナムから留学してきて4月に同校に入学したこども・かいご福祉学科1年のチュウェン・タオさんは、「幸せなら手をたたこう」を同級生たちと披露。「2日間練習してきた。日本語を勉強中で、歌がうまくできたか少し不安だった」と話した。