古仁屋、大島北高で体育祭

チームワークが勝利の鍵となる「15人16脚」(古仁屋高校)

20170909(古仁屋高体育祭ほか)②
力強い走りを見せた「俵運搬リレー」(大島北高校)

練習の成果 競技に発揮

 

 9月から奄美群島各地で運動会・体育祭シーズンが始まり、奄美大島の南北の2高校は9日、各校グラウンドで体育祭を開いた。好天に恵まれ生徒たちは、力を尽くして競技や応援合戦などに取り組み優勝目指して熱戦を展開した。

 瀬戸内町古仁屋の古仁屋高校(大山良一校長、生徒127人)で行われた第69回体育祭は、青組(3年)、白組(2年)、赤組(1年)の3組に分かれて女子70㍍走から競技開始。4人組になって棒を持ち、コーンを1周回り男女交代してリレーする「台風の目」、5本の棒を互いに引っ張りあい自陣に引き込む「バック&フォース(棒引き)」などでは真剣に勝負する姿が見られた。

 30㍍のタイムレース「15人16脚」男子の部では、昨年も勝利した青組がチームワークと貫録を見せて1位を獲得。得点中間発表でリードした青組の栄慎之介さんは、「練習の成果が出た。この調子で応援合戦を頑張って連覇したい」と話した。

 奄美市笠利町の大島北高校(新山剛校長、生徒97人)は、同校グラウンドで第49回体育祭を開いた。「Go for it・勝利を目指す瞬間」をスローガンに、夏休みから取り組んできた各競技種目や応援の練習の成果を発揮した。

 開会式では2年・日置拳斗生徒会長は「どの学校にも負けないパフォーマンスで頑張ろう」と激励。また3年・内田永遠さんが選手宣誓し、学年別のエール交換でスタート。1500㍍走、百足競争、綱引きなど全16プログラムを実施した。

 俵運搬リレーで男子選手は俵の受け渡しでチームワークを見せ健脚を披露。ゴールを目指した。百足競争では女子選手が掛け声に合わせ、5人1組がコースを疾走。リズムが合わず、もたつく様子に周囲も笑顔。応援に駆け付けた保護者や住民の声援が飛んだ。

 また八月踊りでは生徒や教職員のほか、保護者らも飛び入りで参加。終日、会場は盛り上がりを見せた。