一村記念スケッチ作品展開幕

コンクールの入選(入賞を含む)作品の作品展が田中一村記念美術館で開幕した

入選作品を335点展示

 

 県奄美パークの田中一村記念美術館は10日、「第7回田中一村記念スケッチコンクール作品展」をスタートした。作品展は25日まで。今回のコンクールには群島内の小中学校61校から614点(前年度666点)の応募があり、335人が入選した。

 作品展は小学校、中学校の児童生徒がスケッチを通して奄美の自然の美しさに気づき、創作活動への興味や関心、豊かな情操を養う目的。子どもたちが応募する作品展を開催することで多くの親族が訪れるなど美術館を身近に感じてもらう機会になるという。

 入選者(入賞を含む)335人の作品展は午前9時から午後6時(最終日は同4時まで)、20日は休館日。同美術館の企画展示室で開催中、観覧料は無料となる。

 関連イベントとして一村記念美術館賞と優秀賞の入賞者(計12人)を対象にした表彰式を、今月23日午後2時から作品展会場で実施。同美術館の郷田杏里さんは「児童生徒の自由な発想の作品が一覧できる機会。ぜひ多くの人に来場してほしい」と呼び掛けた。

 田中一村記念美術館スケッチコンクール入賞者は次の通り。(敬称略)

 田中一村記念美術館賞=上堂薗彰(小宿小1年)、保岡心愛(古仁屋小3年)、村田優佳(奄美小6年)、田添佑磨(田皆中1年)▽優秀賞=高藤陽星(名音小1年)、花田里孝(古仁屋小2年)野口凛子(和泊小3年)、根釜保昴(田皆小3年)、永岡佳純(朝日小5年)、松島悠斗(名瀬小5年)、小山田拓海(朝日中1年)、西園みなみ(面縄中3年)