周囲を一望できる展望デッキが完成した「あやまる岬」
喜界島や海原を一望
観光スポット整備の一環
奄美十景、新鹿児島百景の一つに数えられる奄美市笠利町の観光スポット「あやまる岬」にこのほど、展望デッキが完成した。眼前の喜界島や見渡す限りの海原に観光客が詰めかけ話題を呼んでいる。
8月3日に完成。設置面積は67・6平方㍍、幅約3㍍の遊歩スペースがあり、直下のあやまる観光公園、リーフが広がる沿岸が一望できる。
同市笠利総合支所・産業振興課によると、社会資本整備総合事業交付金(約3・1億円)を活用した「あまやる台地周辺整備」の一環。展望デッキと合わせ、駐車場、トイレなど周辺整備を進め、今年度中の完了を見込む。
同課は近年の奄美大島への観光客の入込増を受け、「奄美空港にも近く、周知された観光スポットの整備は急務」として、今年度から整備実施した。
初来島という鹿児島市在住の女性(34)は友人2人と海をバックに写真撮影。「海がすごく青くて感動。知り合いに教えたい」と笑顔だった。