奄美市「敬老の日」祝賀会

招待した高齢者を多彩な余興で楽しませた

20170918 2017年度 奄美市敬老の日祝賀会-2
100歳を迎える小林さんに賞状が贈られた

長寿と健康祝う

 

余興やサプライズ表彰も

 

 奄美市と同市社会福祉協議会(小倉政浩会長)は「敬老の日」の18日、同市名瀬長浜町の奄美文化センターで2017年度「敬老の日祝賀会」を開いた。和やかな雰囲気のなか、祝唄や祝舞などで招待したお年寄りを楽しませ、今後の長寿と健康を願った。

 同社協によると、名瀬地区に住む75歳以上のお年寄り約5千人に案内状を配布。この日は付き添いを含め450人が出席した。主催者代表で朝山毅市長は奄美の発展に尽くした長寿者の功労をたたえ、「今日まで平和で安心な地域を戦前から担ってきた先輩方の苦労をねぎらい、感謝を申し上げたい」とあいさつ。来賓祝辞では、金子万寿夫衆院議員(代読)、竹山耕平市議会議長がそれぞれ長寿を祝った。

 サプライズで招待者の最年長、小林トシさん(99)の100歳表彰を行い、政府から贈呈される賞状と銀杯を朝山市長から贈られた。今年11月に誕生日を迎えるという小林さん。長生きの秘訣を聞かれ、「何でも食べること」と元気に答えると、場内から拍手が送られた。

 同市少年少女合唱団がオープニングを務め、余興では前山真吾さんによる祝唄「朝顔花」や金久保育所の園児によるダンスや踊りを披露。「いきいき体操」では全員で音楽に合わせた手踊りなどで楽しませたほか、舞台ショーや寸劇など多彩な9演目に場内は盛り上がり。最後は全員で六調を踊り閉幕した。

 同市在住の80歳以上の長寿者人口は、8月末現在、4539人(前年同時期比で8人増)。65歳以上の高齢者人口は1万2998人で市人口比率の3割を占める。全国平均27・5%を超え、年々高齢化が進んでいる。