AiAiひろば・八月踊り

バスで参加した住民たちと輪になり八月踊りを楽しんだ龍郷郷友会

天候にも影響されない屋内で開催

 

龍郷郷友会 集落民も参加して盛況

 

 龍郷郷友会(稲井信孝会長、会員170世帯)は16日、奄美市名瀬末広町の観光交流施設「AiAiひろば」1階フロアで八月踊りを開いた。龍郷町龍郷集落からバスで参加した住民ら約35人と来場した郷友会会員合わせて約80人が集い、輪になりチヂン(太鼓)やハト(指笛)を鳴らしながら「サンダマケマケ」や「しゅんかねくゎ」など約20曲を時間まで踊りにぎわった。

 稲井会長によると、同会場での開催は3年前からになるという。それまでは市街地内のあさひ公園を利用していたが、「照明や机、いすなどの準備や設営が大変だった。天候にも影響されない」と場所変更のメリットを示した。

 踊りの前に稲井会長が参加者にあいさつ。バスで来場した龍郷集落の豊幸子区長は、「郷友会には10日の敬老祝賀会に来ていただき感謝します。今夜は楽しく踊りたい」とした。

 参加者のうち約50人が輪になり踊り始めて、4曲踊り小休止。踊った参加者や八月踊りを見ていた郷友会メンバーなどに、飲み物や料理を振る舞い交流が深められた。

 AiAiひろばは八月踊りの会場として今シーズンも、龍郷郷友会を含めて7団体が予約。参加者の中には、明るすぎる照明の下ではなくて以前のような公園を利用した八月踊りを懐かしむ声もあった。

 稲井会長は盛り上がった八月踊りを喜び、「来月は龍郷集落の種おろしに、郷友会の会員と訪れて参加して絆を深めたい」と語った。