奄美市住用町・100人立哨

通行車両にあめ玉や啓発用のチラシなどを配布した立哨活動

あめ玉配布で事故防止呼びかけ

 

 交通安全母の会住用支部は23日、奄美市住用町和瀬の国道58号線沿いで大規模な立哨活動を行った。同活動には、住用地域安全推進協議会の会員や同町住民、市職員、奄美署員ら約100人が参加。交通安全を呼び掛け、通行車両にあめ玉などを配布した。

 同町では交通安全母の会による立証活動を4年ほど前から毎月20日に15人程度で行っている。今回は21日から始まった全国交通安全運動の一環として、20日の立哨の日程を変更。より多くの住民が参加しやすい祝日に大規模な立哨活動を行った。

 区間は国道58号線の新和瀬トンネルと小和瀬トンネルの間約800㍍。直線の坂道なので速度を落とさず走る地元住民以外の車が多いという。

 色とりどりの旗を持った参加者が歩道に立ち、通行車両にあめ玉やティッシュ、啓発用のチラシなどをセットにして配布。飲酒運転防止やトンネル内のライト点灯、夜間歩行時の夜光反射材の着用など交通安全を呼び掛けた。

 山田千代子同支部長(64)は、「町民総力をあげて、悲惨な交通事故を無くす運動を積極的に推進することで、交通安全意識の高揚と、交通マナーの向上を図りたい」と話した。

 この日、3人の子どもたちを連れて参加した同町城の上村さとみさん(38)は、「見通しが良い下り坂なので、スピードが出てしまうことが多い。自分も注意しなければいけないと気付かされた」と語った。