子どもたちにプログラミング教室

子どもたちが自分でプログラミングし、ゲームを制作したパソコンワークショップ

ゲーム完成で楽しさ

 

伊仙町ソーバル㈱

 

 【徳之島】伊仙町とソーバル㈱(本社・東京)は30日、伊仙町の同町農業支援センターで「パソコンワークショップ」を開いた。同社社員らが、午前中は子どもたちに向けたプログラミング教室、午後からは大人向けのホームページ制作体験を行った。

 同社は同町が実践する「お試しサテライトオフィス」事業を利用し、27日から10月1日まで体験勤務を実施。その中で、地元住民との交流、社会貢献を目的に今回のワークショップを開くこととなった。

 午前中の子ども向けのワークショップには子どもたち10人とその保護者が参加。キャラクターを動かし、別のキャラクターを倒すという簡単なゲームの作成を行った。子どもたちは慣れない作業やローマ字入力に苦労しながらも、同社社員の助けを受け、開始から約1時間半程度でゲームを完成させた。

 面縄小学校4年生の田之頭政宗君(9)は「自分の思う通りに動かせて楽しかった。パソコンでもっと色々なことができるようになりたい」と語った。

 同社人事部専務執行役員の島谷祐一さんは「今回はサテライトオフィスの設置検討をしながら、多方面で町などと協力できることを探している。2020年度からはプログラミングが学校教育にも取り入れられるので、それに先立って子どもたちに楽しさを知ってもらえて良かった」と話した。