災害発生時の消防活動応援

災害発生時における消防活動応援協定書に調印をした徳之島地区消防組合の高岡秀規管理者=写真左=と徳之島地区建設業協会の酒匂源宝会長=写真右=

徳之島地区 消防組合と建設業協調印

 

 【徳之島】徳之島地区消防組合と徳之島建設業協会(酒匂源宝会長、加盟67社)は2日、同組合で災害時における消防活動応援協定書の調印式を行った。今後は同協会加盟社が所有する、機材を災害時などに同組合が依頼し、借り受ける形で連携を図る。

 同協会加盟社が保有する機材は▽ショベルカー▽クレーン付きトラック▽ブルドーザー▽発電機―など。これらを事故、火災、災害発生時に同組合の応援協力依頼を出し、オペレーターと共に借り受け、消防に活用していく。

 同組合は既に国土交通省と同様の協定を結んでいるが、島内での迅速な機材供給が求められることを考慮し、今回の協定締結へと至った。また、消防組合が民間団体と協会単位で大規模に消防活動応援協定を結ぶことは大島地区では初めてだという。

 調印式には同組合管理者の高岡秀規徳之島町長と同協会酒匂会長のほか、関係者約10人が出席。式の中で高岡町長は「今回の協定を機に3町との連携や、二次災害なども想定した訓練が必要となる。町としては重機などが島の中にあることが必要なので、公共事業などについて地元企業優先で進めていきたい」と語った。