一目でわかる集落マップ案内板設け除幕式

阿木名公民館玄関前に設置された集落マップ案内板の前で記念撮影(提供写真をもとに一部改変)

瀬戸内町阿木名

 

活性化事業で取り組み

 

 瀬戸内町の阿木名集落住民でつくる「阿木名まちづくり委員会」(岩井義照委員長)は1日、同町の阿木名公民館玄関前で集落タウンマップ案内板の除幕式を行った。阿木名小学校児童や同委員会メンバーなど約40人が参加し、集落のタウンマップ完成を祝した。

 同委員会は、地域活性化を目的に2016年5月に準備委員会を立ち上げ、10月に正式に発足。22人の委員を委嘱して、総務企画、教育文化、農林水産、環境衛生健康福祉、観光地域開発の6班に分かれて様々な取り組みを行っている。

 集落タウンマップは活性化事業の一環として、昨年5月下旬に委員会メンバーが集落内の景勝地を実地調査。住民に集落の魅力を調査するアンケートを行い、今年3月に完成して集落各戸配布や町内観光拠点10カ所に設置していた。

 委員会は、集落を訪れる人の利便性のためにタウンマップの案内板製作を企画。図案は地域おこし協力隊の才木美貴さん、製作は集落の林工務店に依頼してこの日の除幕式を迎えた。

 岩井委員長のあいさつの後に、阿木名小学校1・2年の児童4人が幕を引き案内板を披露。同校6年の屋崎耕志君がマップ作製に感謝し、「自分たちの住んでいる集落が一目でわかる。校区外の観光や用事で来る人が大変助かると思う」とお礼のことばを述べた。

 同委員会は、このほかにも地域活性化に向けて幕末期に遠島処分の際に同集落に寺子屋を開いた重野安釋=やすつぐ=の勉強会や副読本作成を計画している。