「共に頑張ろう」と、あいさつする近畿笠利会・南逸郎会長
参加者を励ますように熱唱する、里アンナさん
テーブルなどを取り払い、八月踊りなどに参加する人たちで奄美の風が吹いたよう
引き続き要職に当たる本田英頼会長(左)と中村和浩幹事長(右)は、里アンナさんと笑顔で写真に収まる
【東京】「第72回東京笠利会総会・懇親会」が1日、四谷の主婦会館で来賓、出席者合わせて約200人が元気に集い、にぎやかに開催された。郷土遥拝で始まった総会では、会務報告などの議事が順調に進行。会長、幹事長は引き続き任に就くことが発表された。
出席者全員で高らかに笠利町歌を斉唱した後、本田英頼東京笠利会会長がにこやかに登壇。「各校区の方々からの貴重な賛助金などのおかげで、運営が良好に行われている」。会員に対する感謝の言葉を述べるとともに、各校区の活躍ぶりが紹介された。
続いて役員改選が報告されたが、次期も本田会長と、中村和浩幹事長の体制で臨むことが満場一致で承認された。大きな拍手で再び現れた本田会長は、「今後も多くの人と親睦を重ね、奄美と東京奄美会の発展に貢献したい」と、力強く語った。来賓として、南逸郎近畿笠利会会長があいさつ。「全国レベルでお互いの笠利会を盛り上げていけるのは、大変うれしいことだ。いい意味で競い合っていきたい」と述べた。ほかに、東京奄美会・森眞一会長、奄美市東京事務所・信島賢誌所長が祝いの言葉を寄せた。また、敬老者には記念品が贈呈された。
懇親会は、小幡美紀さん、池田麗奈さんのユニット「きゅらなーちゃ」の朝花でスタート。南風・深田譲さんはギターで熱唱。その後、笠利節(かさんぶし)と呼ばれるシマ唄を背景にポップス、ミュージカルなど幅広い音楽シーンで活躍する里アンナさんが、キュラウタ、童神などを圧倒的な声で歌い上げ、盛んな拍手を浴びていた。
シマグチの漫談やカラオケで余興は最高潮に。そろいの浴衣で現れた東京山ゆり会の折原誠司さんらは、シマ唄を披露。最後は、出席者らがテーブルなどを片づけて「八月踊り・六調」の中心に。島の熱気が再現され、チヂンの響きに合わせて体を揺らす人たちが踊りの輪に参加。笑顔で再会を誓い散会となった。