大和村も参加、村長トップセールス

ブース内でトップセールスを行う伊集院村長

島外初かき氷
島外初のかき氷をセールス販売する大和村の後藤主査

オープニングセレモニー
「第8回全国ふるさとまつり うまいもの市」のオープニングセレモニーでの参加団体紹介=いずれも7日、大和駅東側プロムナード

「全国ふるさとまつり」スモモ加工品など販売

 

神奈川・大和市で

 

 【東京】「第8回全国ふるさとまつり うまいもの市」が、神奈川県大和市の大和駅東側プロムナードで7、8日に開催され、同地名で交流を続けている大和村も参加。特産のスモモやタンカンなどのジュースや、島外で初お披露目のスモモかき氷などがブースに並べられ、伊集院幼村長がトップセールスを展開した。

 この催しは、大和市と全国の自治体、市内県人会が交流を深めるために開催しているお祭で、各地の特産品が大和市に大集合した。参加団体は、大和市・鹿児島県人会(竹下連幸会長、会員約250人)などの市内県人会が15ブース、大和村など全国の市町村が19ブース、あわせて34ブースが参加。毎年、新しい県人会や参加市町村が増えており、プロムナードには北は北海道から南は奄美の大和村まで多くのテントが並び、信州のリンゴや原木なめこ汁、焼きトウモロコシ、玉こんにゃくなど、秋の味覚が所狭しと並べられ、多くの参加者が各地の特産品を購入、舌鼓を打っていた。

 大和村のブースには「大和まほろば館」で販売されている商品が並び、島外初のかき氷を作った産業振興課の後藤美穂子さんは、「みんな大好き大和村」の文字が入った法被をまとい、「きょうは雨が上がって天気が良くなってうれしいです」と話し、ざらめやゴマザタをかき氷にデザインして売り込み、スモモについては「もっと、都会のスモモと違うことをPRしないといけないと思う」とスモモの宣伝・販売方法を検討する声も。

 会場には大和村で島興しなど地場産業の発展に学生を多く送り込む明治大学の石川雅信就職キャリア支援センター推進員も訪れ、「学生たちが本当に楽しく過ごさせてもらっているので、恩返しのつもり」と商品のレイアウトなどを手伝っていた。

 また、大和市・鹿児島県人会では甑島出身の松山ミヅエさんがボンタンアメやさつまあげ、甑島の「六代目百合」の芋焼酎などを販売、「天気がよくなってよかったです。人の参加も多くて」と話した。

 トップセールスを行った伊集院村長は、7日の午前中のみ、店頭で気勢をあげ、早々に島にとんぼ返りした。