冷凍コンテナを提供

今年度提供された冷凍コンテナ=九州運輸振興センター提供

「生活向上に役立てて」

 

九州運輸振興センター 離島航路フェリー使用

 

 【鹿児島】公益財団法人・九州運輸振興センター(竹島和幸会長)は、県内の離島航路のフェリーで使用する冷凍コンテナを県内の6事業者に提供した。5日は鹿児島市の新港旅客ターミナルでその引き渡し式があった。

 同センターは、日本財団の離島活性化活動と連携し、1981年から毎年、同財団の助成を受けて作成したコンテナなどを提供している。81年から今年度までに冷凍・保冷コンテナ362個、バリアフリー対応タラップ等53基などを提供してきた。今年度はマリックスライン、マルエーフェリー、奄美海運など6事業者に冷凍コンテナ13個が引き渡された。

 引き渡し式では同センターの竹永健二郎理事長が「日本財団の多大な助成により製作したコンテナが離島住民の生活向上に役立てれば幸い。末永く大切に使ってほしい」とあいさつ。事業者を代表して奄美海運の迫田昌社長が「食生活が変化・向上する中、冷凍コンテナの需要は毎年急激に増大しているが事業者の力ではこれに十分に対応できない。大変感謝している」とお礼を述べていた。