「ユリ植えたよ」

 ユリの球根を植え付けた上城小学校の児童ら=知名町=

花育活動で球根植え付け

 

花の島をPR JAあまみ青壮年部知名支部

 

 【沖永良部】JAあまみ青壮年部知名支部(武元直人支部長)による「花の島沖永良部フラワースクール」が12日、知名町立上城小学校(松永貢校長 児童数28人)であった。1・2年生の児童7人が参加し、島で栽培している花の種類などを学んだ後、ユリとフリージアの球根の植え付けに汗を流した。

 地元の基幹作物について知り、子どもの頃から花に親しんでもらおうと毎年町内の各小学校で開催している。同支部メンバーと役場職員ら9人が講師を務めた。

 最初は座学。島で栽培している花の種類や作付面積のほか、花き農家が抱える課題(農家の高齢化・生産者の減少)などを説明。講師は「沖永良部の花は、北海道から沖縄まで日本全国に出荷されている」「家や学校に花を飾り、使う機会を増やしてほしい」と話した。

 この日は、ユリ(ジョージア種)とフリージアの球根を準備。子ども達は、球根の向きや土の被せ方に注意しながら、プランター(合計18個)と自分の名前が書かれた鉢に球根を植え付けた。

 同小2年の森碧美さん(8)は「花の名前を当てるクイズが面白かった。植え付けた花がきれいに咲いて欲しい」と話した。

 武元支部長は「花を通じて地域の人たちが結びつき、みんなで『花の島 沖永良部』をPRしていきたい」と語った。