第1回知名町 総合戦略有識者会議

町で進める地方創生関連事業について意見を交わした=知名町=

 

地方創生3事業を評価

 【沖永良部】2017年度第1回知名町まち・

 

ひと・しごと創生総合戦略有識者会議(石田秀輝座長 委員12人)が16日、同町商工会会議室であった。16年度実施の地方創生3事業について委員が評価。質疑では、伝統工芸品(芭蕉布)確立事業について「高校の制服の一部に芭蕉布を使うだけでも事業の継続につながる」、今年4月に開校したサテライトカレッジ事業については「保育士のキャリアアップ研修がサテライトカレッジで出来るようになれば」などの意見が出た。

 会には、協議会の委員と役場職員ら20人が参加。議事では、国の地方創生加速化交付金事業を活用して実施した①あしびのまちイノベーション事業(ふるさと回帰を促す人材育成・サテライトカレッジ設立・シマ塾制度創設)②知名町伝統工芸品(芭蕉布)確立事業③おきのえらぶ島観光DMO化事業―の3事業の内容説明や進捗状況などを担当者が説明した。

 委員からの質問で、芭蕉布工房の新規雇用者について役場担当者は「4人いるが、全員を常駐で雇うことが難しい状況」と述べ、商品ラインナップについては「増えてきており、高い物は120万~130万円の反物から500円ほどのストラップなど様々」とした。観光分野での新たな取り組みについて同協会事務局は「島内の事業者で組織された飲食店部会でガイドラインを作り、島のものにこだわる店舗を認定する制度を作った」と答えた。