ジョイントライブをする指宿桃子さんと、タナカアツシさん
奄美の島風をシマ唄に乗せられ、外国人も思わず踊りの輪に参加した
川村寛之さん、池畑郁人さん(奥)、林法義さん(マイク)と「タナカアツシとオサースリー」に華を添える指宿桃子さん
タナカアツシさん指宿桃子さん ジョイントライブ
【東京】8月に開催された「奄美島うたのど自慢大会」の新民謡の部でグランプリを獲得した「大島エレジー」の製作者でシンガーソングライターのタナカアツシさんがこのほど目黒駅近くの沖縄料理店「遊食家・ゆがふ」で、唄者の指宿桃子さんとジョイントライブを行った。シマ唄のほか、今月末にもリリースされる予定の「大島エレジー」を披露、盛んな拍手を浴びていた。
島時間が流れるような寛ぎ感あふれる「遊食家・ゆがふ」に登場した、タナカさんと指宿さんは、あいさつ代わりの「朝花節」でスタート。時折、沖縄流の掛け声が発生する「完全アウエー」の状況にも、堂々としたライブ運び。掛け合いで笑いも取りながら、「国直米姉節」「よいすら節」などを熱唱。沖縄出身の人たちや外国人も踊りの輪に加わるなど、奄美の島風で大いに楽しませていた。
そんな中で、タナカさんと一緒にグランプリを取ったメンバーも来店。「タナカアツシとオサースリー」として「大島エレジー」を歌い上げた。
4人そろうのは、8月以来だそうだが、息の合った数分間でジョイントライブを盛り上げていた。4人は「久しぶりだけれど、うまくいきましたね」と口をそろえていた。
「大島エレジー」は、沖縄と間違えられがちな奄美群島を歌にしたブルース感たっぷりの歌謡曲。タナカさん自身が唄い、2年前に製作された有森成実さん主演の映画「いぬむこいり」の劇中で使用された曲「夜を越えて」がカップリングされる。
タナカさんは、同映画で三味線を弾き、三味線名人の役で出演した柄本明さんにCDは2曲+カラオケで1000円(予定価格)となっている。