ゆうあいスポーツ大会

選手らは青空のもと、いきいきと競技を楽しんだ


応援合戦では熱のこもったエールが送られた

480人いきいきと汗

応援合戦でエールも

第25回大島地区ゆうあいスポーツ大会(北・南大島地区手をつなぐ育成会主催)が3日、奄美市名瀬の小宿中学校グラウンドで行われた。奄美大島や徳之島などの障がい者支援施設の利用者ら9施設から約480人が参加し、スポーツの秋にふさわしくいきいきと力いっぱい汗を流した。

同大会は、知的障がい児者および参加を希望する障がい児者のスポーツ振興を図るとともに障がい児者全般に対する理解・認識を深め、自立と社会参加への促進に寄与することを目的としている。また競技では,県障害者スポーツ大会参加へ向けた公式記録の計測も行われた。

大会は、色とりどりのお揃いのユニフォームをまとった選手らが会場を陣取りスタンバイ。晴れ晴れとした青空のもと競技がスタートすると、それぞれを応援する多くの声が秋空へ鳴り響いた。

競技は100㍍走・綱引きなどお馴染みの競技から、フリースビーの飛距離を競う「ディスタンス」やバレーボールで的を倒す「ボーリング」など個性的な競技が目白押し。昼食時に行われた応援合戦では、日頃から練習し取り組んだダンスや踊りなどで仲間にエール。チヂンなどを打ち鳴らす大きな音が会場を盛り上げた。

ダンス講師に月2回のレッスンを受けて応援合戦に臨んだという亀山百合香さん、森山麻里亜さんの2人は「楽しかった。ちゃんと踊れた」と話し、練習の成果について、「バッチリ!」と満面の笑顔を見せた。

希望の星学園・田下哲朗施設長は同大会について「それぞれには能力差がある。しかしみんなが参加できるプログラムが用意されているのがこの大会のいい所。施設OBなども含めみんなが参加し交流できるのも楽しい」と喜んだ。