牧岡奈美さん観光大使

委任状を受け取り笑顔を見せる牧岡奈美さん

ライブ会場で委嘱式「より一層力強くPR」

 

 (一社)あまみ大島観光物産連盟は12日、喜界島出身で唄者の牧岡奈美さんを第190号奄美観光大使に任命した。新たに大使に就任した牧岡さんは「これからもより一層力強く奄美をPRしていきます」と決意を語った。

 牧岡さんは1983年の喜界町生まれ。県民謡王座選手権優勝(3年連続・名人位獲得)や第23回奄美民謡大賞の大賞受賞など島唄の表彰歴は多数。現在、東京でのライブを中心に活動中で、16年より東京のFM番組「シンクロナイズ・トゥー・アマミ」を担当するなどマルチな活躍を見せる。

 この日は、奄美市名瀬のロードハウスASIVIで2枚の新作CD「唄い紡ぐ」・「ウタイツムグ」の発売を記念した「牧岡奈美・凱旋スペシャルLIVEin奄美」が行われており、1曲目の「よいすら節」を歌い終えた後、委嘱式は行われた。

 牧岡さんから「ここでお知らせがあります」とアナウンスがあり、プレゼンターが壇上へ。委嘱状を手渡された牧岡さんがにっこり微笑むと、会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 この後も引き続きライブが行われ、奄美看護福祉専門学校時代の学友・前山真吾さんらも飛び入りし参加。またライブ後半は新しく挑戦したオリジナル曲を披露し、祝いの宴が続けられた。

 牧岡さんは「奄美は学生時代を含め8年ほど過ごした第二の故郷。奄美のライブでは必ず〝ただいま〟でスタートする」と述べ、「プレッシャーは感じるがこれまで以上に奄美を知ってもらえるよう頑張りたい」と観光大使の就任を喜んだ。