音楽発表会「音昼」開催

混声合唱で歌声を披露する2年1組生徒たち

昼休みを優雅に

 

大島高校 29日まで13クラス発表

 

 奄美市名瀬の大島高校(池田浩一校長、775人)は17日、音楽を選択した生徒が学習成果を発表する「音昼=おひる=2017」をスタートさせた。同会は音楽選択者が授業で学び練習して来たことを昼休みの時間を利用し発表するもので、同校多目的ホールに詰め掛けた100人近くの生徒・教員らは、生徒の奏でる歌声や演奏に耳を傾け、優雅な昼のひと時を過ごした。

 同会は選択授業で音楽を専攻した生徒らに日頃の成果を発表する場を提供するもので、クラスごとに創意工夫を加え演奏。日程は29日までの7日間で13クラスの発表が行われる。

 2年2組でギターを担当した泉優作さんは「授業以外でも練習を重ねてきた。しっかり成果を出せるよう頑張りたい」と演奏に臨んだ。初日のこの日は、2年1組がドリームズカムトゥルーの曲「何度でも」を、同2組が宇多田ヒカルの「花束を君に」をピアノの伴奏で歌い上げ、会場は大きな声援と拍手で包まれた。

 同校・原憲一教頭は「部活動ではない画期的な授業。各クラス持ち味があり、ポテンシャルを引き出せている」と喜び、同会を担当した芸術科(音楽)の堀之内拓郎教諭は「クラスにより状況は違うが平等に発表の場がある。それぞれのいい所を学び、たたえ合える場になってほしい」と発表会の意義を話した。

 なお次回は、20日の昼休みに1年1組と同2組が発表を行う予定となっている。