町農業生産額「50億円台継続」の取り組みを誓った天城町農業祭式典=23日、同町防災センター
屋外では「ウギ重量当て大会」など多彩コーナーも
【徳之島】「農業生産額45億円記念」第47回天城町農業祭(町主催、JAあまみ天城事業本部、南西糖業㈱共催)が23日、同町防災センターであった。「明日に繋げよう天城の農業 水と共に輝く未来!」をスローガンに、各種表彰や屋外内イベント、三沢あけみ歌謡ショーなどでにぎわい、同生産額50億円台継続への取り組みを誓った。
同町の2016度農業生産額は、主要3品目のサトウキビ19億861万9千円、肉用牛18億3459万8千円、バレイショ12億1630万6千円を中心に計52億7488万3千円となった。気象条件にも恵まれたキビの豊作や子牛とバレイショ価格の高値推移にも支えられ、「町農業ビジョン」(10年度開始)に掲げた生産目標額「45億円」を7年目にして大きく突破した。
式典は中高生ら「結シアター手舞」一行による演舞のオープニングステージで開会。大久幸助町長はあいさつで関係機関一体で達成した生産額目標の経緯、一転して台風22号(先月下旬)で潮風害が深刻化した今期サトウキビにもふれながら、「毎年50億円が達成できるよう連携を」とアピール。優秀農家など各種表彰および伝達、祝辞に続き、町農政課があらためて「農業生産額45億円達成のあゆみ」を報告した。
町内外からの家族連れなどでにぎわう中、舞台イベントでは天城小金管バンドの演奏や園児の踊り、島唄、地域女性団体の踊りに続き、三沢あけみ歌謡ショーも。屋外では、青果物の販売や漁業集落「お魚祭り」、各種フリーマーケットなども多数出店。名物の「ウギかさぎ競技大会」「ウギ重量当て大会」などでも楽しませた。