北高ボランティア活動

入所者・北高生徒らは笑顔で交流を楽しんだ

余興やゲームで交流

 

ふれ愛の郷で

 

 奄美市笠利町の大島北高校(新山剛校長、96人)は30日、同校のボランティア活動「ティダ北高」を同町の国保高齢者保健福祉センター「ふれ愛の郷」(日高功之亮施設長、入所者40人)で行った。同校生徒らは来るクリスマスを前にツリーを製作し、余興やゲームで入所者との交流を楽しんだ。

 同活動は同校恒例の行事で、ボランティアは希望の生徒を募り各施設で活動を実施。今年は15人が志願し同施設を訪問した。

 同施設に到着した生徒らは、一足早いクリスマスツリーの製作に着手し、思い思いの装飾を施した。その後、ホールに集まった入所者らを前に生徒らは自慢の余興をスタートさせた。

 生徒らは冒頭、「長生きしてください」「たくさんいいことがありますように」とあいさつ。北大島太鼓や島唄、踊りや空手の演舞などを披露し、入所者らは大きな拍手で応えた。

 この後、みんなでホールに輪をつくり、風船を使ったゲームやバレーで交流。絶えることのない笑顔がホールをなごやかに包み込んだ。

 最後に一同は、102歳の濱田セキさんの音頭で万歳三唱。「ありがとう」や「楽しかった」など言葉をかけ、生徒らへの感謝を伝えた。

 島唄を披露した2年A組・成瀬茉倫=まりん=さんは「一緒に唄ってもらえてよかった。みなさんの笑顔にとても元気をいただいた」と喜び、入所者の青山ケサさん(85)は「とても楽しかった。(唄やゲームは施設でも行うが)いつもと違う、うれしい一日になった」と笑顔で話した。