中国メーカー視察団が来島

チン理事長(写真左から3人目)と奄美の関係者を交えた鏡開きで友好ムードを高めた

「相互交流でビジネスチャンスを」

 

 中国国内の化粧・日用品などのメーカーでつくる「中国香料香精化粧品工業協会」の視察団が1日、奄美大島入りした。同日夜、奄美市内のホテルで島内の行政機関や観光、経済団体による「ビジネスマッチング交流会in奄美」が開かれ、相互親睦を深めた。

 同市名瀬の㈱アーダン(西博人代表取締役)の主催。同国との経済交流、市場開拓につなげようと呼びかけ。市場視察の目的で九州ツアー中だった同協会視察団の誘致を実現した。

 この日は、中国国内を拠点とする化粧、日用品、観光などメーカー同協会の関係者22人が来島。交流会には同市、龍郷町、大和村、あまみ大島観光物産連盟、奄美大島商工会議所、あまみ商工会から約30人が参加した。

 視察団を代表してチン・ショウグン理事長は「この機会を通じて相互理解を深めたい。中国にもぜひ足を運んでいただき、親交をつくりあげたいですね」と喜びを表した。

 それを受け、西代表は「人情にあふれ、自然が多い、すばらしい奄美の島にようこそ」と地元をアピールし、「楽しい一夜にできたら」と歓迎。朝山毅市長も「滞在中にビジネスチャンスを見つけてもらいたい」とあいさつした。

 奄美国際ネットーワクの通訳担当者が同席し、参加者同士の交流を手助け。代表者らによる鏡開き、島唄や郷土芸能を披露して友好ムードを高めた。