「利用者主人公の文化祭」

「第3回デイ文化祭ゆらおうでぃ!」が開かれ、利用者らが主人公となり、島唄や踊りを披露した

介護事業所協 島唄や踊り披露

 

 先月29日から開催中の「第3回デイ文化祭ゆらおうでぃ!」(奄美大島介護事業所協議会主催 奄美市共催)のステージ発表が1日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。同協議会所属のデイサービス事業所など23事業所の関係者らが参加。各施設の職員利用者など約120人が、島唄や踊りを発表した。

 今回が3回目の開催。「『島唄をみんなの前で唄いたい』というある利用者の声がきっかけ」同協議会事務局)で、各事業所に周知し参加を呼びかけ。「利用者たちが主人公」の催しとなっているという。

 サンシンなど楽器演奏で一部職員がサポート。放課後等デイサービスを利用する児童など含め、幅広い年齢層の発表者が唄や踊りなどを披露した。

 また、1階フロアには、利用者が日頃のデイサービスなどで、制作した縫物やアクセサリー類などを展示。投票による作品審査、表彰も行われた。

 同協議会関係者は「利用者の生きがいづくり、事業所同士の交流活性にもつながっている祭り。展示部門も、力作が増えてきた。これからも各所に声をかけさせてもらい、共生社会を発信していけたら」と話した。