徳永ゆうきショーファイナル

大人のムード漂う雰囲気の中で歌と話術でファンを楽しませる、徳永ゆうきさん

徳永タワー2
恒例のステージの最終回を無事に終えた徳永ゆうきさんは、思わず笑顔に

東京タワーの舞台と惜別

 

笑いたっぷりのトークと歌で飾る

 

 【東京】両親が奄美大島出身の若手演歌歌手・徳永ゆうきさんがこのほど、港区の東京タワーの大展望台1階にある「club333」で恒例の「第3火曜はTOWERでSHOW!!」を開いた。改修工事に伴い、同地でのイベント出演は今回が最終回。熱心なファンに囲まれた徳永さんは、笑いたっぷりのトークと歌でファイナルステージを飾った。

 「ここでMCとしての話術を習得しました。今回で終了するのは残念ですね」。そう感慨深げに語る、徳永さん。デビュー前からこの舞台に立って、手を伸ばせば届く距離で歌や語りで観客と触れ合ってきたのだから無理もない。

 これまで約50回の出演。「デビュー曲もここで披露しました。ギターやウクレレなどを発表したり、とにかくいろんなことができましたね。その時から奄美の方たちが応援してくれて、本当にありがたかった」。

 また、東京を代表する観光地とあって、外国人が何事かと興味深く観客席についたことも。そして「リクエストにも応えて『昴』や『上を向いて歩こう』などを歌った」という、思い出の場所になった。

 そんなラストステージに笑顔で登場した徳永さんは、「北国の春」「高原列車は行く」などを熱唱。 得意の鉄道ネタやユーモアあふれる話術も駆使して、観客を楽しませていた。

 ショーの最後は「津軽の風」で締めくくった。観戦していた若い女性二人組は、「心地よいトークと確かな歌声で、老若男女のハートをつかんでいますね。これからも応援しますよ」と言葉を弾ませて、徳永さんの魅力を語ってくれた。

 「第3火曜はTOWERでSHOW!!」は、12月23日に「浅草六区夢まち劇場」でファイナルを迎えるが、「また同じようにどこかでやりたいですね」と、徳永さんは目を輝かせて語った。