せとうち商工祭りにぎわう

会場は終日、多くの人でにぎわった

イベントや余興に熱狂

 

 瀬戸内町商工会(政岡博重会長)は10日、同町古仁屋の中央通り特設会場で「せとうち商工祭り」を開催した。この日は、クロマグロの握りずしなどが振る舞われることもあり、朝から通りには長蛇の人。ステージや抽選会など多彩なイベントも繰り広げられ、通りは一日、家族連れや子どもたちの声や笑顔でにぎわった。

 歩行者天国となった通りには商工会女性部や古仁屋青年団、瀬戸内漁業集落などの有志による屋台やフリーマーケットなどが並んだ。また、㈱奄美大島開運酒造と町田酒造㈱の協力により300円での焼酎・リキュールの飲み放題も行われた。

 オープニングセレモニーで政岡会長は「みんな一丸となって準備した。一日楽しんでいただきたい」と話し、続いて鎌田愛人町長が「このイベントをみんなと一緒に楽しめることを喜びたい」とあいさつし、イベントがスタートした。

 ステージではダンスなどの踊りを中心に吹奏楽や三味線演奏などが披露。古仁屋の有名人と紹介され登場した同小6年の渡辺朝陽くんはギターを片手に得意曲を歌い上げた。

 高級食材のクロマグロが2体用意された解体ショーでは、職人が鮮やかな腕前を披露し、用意された1000貫分の握りずしに参加者らは舌鼓。特等3万円分の旅行券が当たる抽選会なども盛大に行われ、参加者らは盛り沢山のイベントや余興で終日熱狂した。

 二人の子ども連れで来場した兼美希さんは「子どもは食べ物に夢中。(自身は)抽選券を買っているので楽しみ」とまつり気分を満喫し、中村義隆さんは歩行者天国となった通りを眺め「活気を感じるとてもいい取り組み。子どもたちの舞台発表もとても楽しかった」と喜んだ。