大島地区中学校弁論・英語暗唱大会

各地区代表32人が登壇した中学校弁論・英語暗唱大会

大島地区中学校弁論・英語暗唱大会②
最優秀賞に輝いた、英語暗唱の部・平田こはなさん(左)と、弁論の部・美坂心音さん

大和村で開催、32人登壇

 

平田こはなさん(名瀬中)、美坂心音さん(同) 最優秀賞に輝く

 

 日本復帰記念第34回大島地区中学校弁論・英語暗唱大会(大島地区教育委員会連絡協議会主催)が13日、大和村の同防災センター2階で行われた。各地区を代表し、弁論と英語暗唱の部各16人計32人が登壇し発表。英語暗唱の部は奄美市名瀬中学校1年・平田こはなさんが、弁論の部は同3年・美坂心音さんが最優秀賞に輝いた。

 同大会は、奄美群島日本復帰60周年の2013年に再開し、各地区持ち回りの隔年で開催。各教科の学力向上や先人の教えや、学びを引き継ぐ生徒の育成を目的に行われている。

 大会オープニングでは、田検中の泉将太くん・俊岡仙斗くんによる島口、古仁屋中の安田瑠依さん・仁科つむぎさんによる島唄が発表。審査観点の説明の後、英語暗唱の部(暗唱・ショートスピーチ)から発表はスタートした。

 生徒らは学校関係者や保護者らが見守る中、背筋を伸ばし、抑揚やアクセントに気を付け身振り手振り暗唱題材を読み上げた。ショートスピーチではそれぞれの厳選テーマを英語で熱く語った。

 続く弁論の部では、郷土・奄美や特別な出来事などをテーマに表現。感情のこもった豊かな表情や描写は聴衆を圧倒。両部門とも観客・審査員らの胸を打つ素晴らしい内容の発表が続いた。

 空手部で学んだことをショートスピーチで発表した平田さんは、「発音や表現を特に気をつけた。緊張したけど力は出せた」と話し、「受賞できると思っていなかったのでびっくりした」と受賞を喜んだ。

 広島で闘病生活を送る曾祖母との手紙のやりとりをテーマにした美坂さんは、「受賞は素直にうれしい」と喜び、副賞の盾を眺め「おばあちゃんに早く見せたい」と笑顔を見せた。
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 ほか、優秀賞は次の通り(敬称略)。

 【英語暗唱の部】大里尚可(名瀬中3年)、笹島千愛(和泊中3年)、【弁論の部】原和花(朝日中3年)、永田心花(面縄中3年)