奄美と沖縄音楽の共鳴

永原元さん(左)のジャンベに合わせ熱唱する、平安隆さん(中)と築秋雄さん(右)

築秋雄ライブ (2)

熱いステージを終え満足そうな3人。左から永原元さん、平安隆さん、築秋雄さん

築秋雄さんライブ、熱唱

 

 【東京】奄美と沖縄の音楽が共鳴――。このほど、吉祥寺のライブハウス「曼荼羅」で奄美出身のシンガーソングライター・築秋雄さんが、沖縄出身の平安隆さんと共に「希望の翼」エピソード46「沖縄の至宝、再び…!!武蔵野チャンプルー☆ワイドナイトⅡ」と銘打ったライブを開催。ジャンベゲストに永原元さんを迎えた築さんは、集まった熱心なファンの前で熱唱した。

 築さんは、吉祥寺の老舗ライブハウス「曼荼羅」を舞台に、「希望の翼」と題したツーマンイベントを毎月行っている。46回目となる今回迎えたのは、あの喜納昌吉&チャンプルーズのリードギタリストとして、欧米でも活躍した人物。「沖縄の至宝」とも呼ばれている。

 築さんは「ヤチャ坊」などソロで歌った後、平安さんを「またの出演を快諾してくれて、本当にありがたかった。きょうは最高です」と興奮気味にステージに招いた。現在、東京を拠点に活動している平安さんは、これが2度目の出演。「沖縄とさまざまな部分で共通する奄美は親しみを覚える場所で、築さんに誘われてうれしい」と語った。

 ソロで「コザの街」などを熱唱。少年の頃の沖縄での実体験を披露しながら「本当の沖縄を見たいならコザに行ってほしい」と呼び掛けていた。

 その後、築さん、平安さんは永原さんのジャンベのリズムに合わせながら、沖縄風にアレンジした「ワイド節」なども共演。心の叫びをライブハウスに響かせていた。築さんは「エピソード47」として同ライブハウスで20日、スペシャルバースデーライブを行う。