会場いっぱいに大原さん手作りの作品が並んでいる
「和の心も忘れずに」
羽子板や人形、展示・販売
大原みどりさんが1年間心を込めて手作りした羽子板や五月人形などを展示・販売する「第33回手つくり展」が15日、奄美市名瀬のAiAiひろばで始まった。大原さんは「かわいい人形たちが待っています。お気軽に見に来てください」と多くの来場を呼びかけた。
主催者の大原さんは、日本で唯一の文化庁認可の公益法人である一般財団法人人形技術協会に所属。人形の普及、人形の新しい技術研究を目的に創作活動をしている。
同展には、来年の干支である戌=いぬ=をかたどった羽子板やアマミノクロウサギを題材とした押絵、帯締めや下げ飾りなどの小物も展示。素材には大島紬もふんだんに使われており、奄美や日本の和を感じさせる作品が多数並んでいる。
大原さんは「干支や正月にちなんだ商品が人気」と話し、「和の心も忘れずに季節に合わせて飾り、四季を感じてほしい」と笑顔で話した。
来年、年男・年女を迎える親戚や姪っ子のプレゼントにと羽子板を購入に来た大山保代さんは「作りが丁寧で美しい。お祝にとても喜ばれるので毎年買いに来ている」と喜んだ。
同展は17日までで、時間は午前10時~午後6時までとなっている。