国直のクリスマス彩る

国直青壮年団らによりフクギ並木がライトアップされた

フクギ並木にイルミネーション

 

大和村

 

 大和村の有志らは17日、「大和村クリスマスマーケット」&「福木イルミネーション点灯式」を同村の国直公民館周辺で併催した。同マーケットには多くの店が軒を並べ、地元ミュージシャンによるライブも。日没にはフクギ並木にイルミネーションが点灯され、国直のクリスマスを彩った。

 同マーケットは、国直のクリスマス時期の地域おこしも兼ねて昨年から開催。参加者らは同公民館前に広がる海を眺め、みんなでゆったりとした時間を楽しんだ。

 マーケットには、カフェや地元野菜の販売、アクセサリー作りなどのワークショップも開催。また、公民館横では、ゴミや流木を海岸で集め、大きな釜でマシュ炊き(塩作り)も行われた。

 同マーケット主催者の一人・同村地域おこし協力隊員の小海もも子さんは「龍郷町や笠利からの出店もありにぎわった。国直の一つの風物詩として長く続いてほしい」と期待を込めた。

 また同公民館から数十㍍ほど離れた会場では、フクギ並木をライトアップする「福木イルミネーション点灯式」(国直青壮年団・村上京助代表、NPO法人TAMASU主催)も行われた。

 福を呼ぶと言われるフクギは同集落を代表する景観の一つで、イベントは同集落保存活動の一環。フクギ並木に囲まれた小径をイルミネーションやキャンドルライトが照らし、観客らの目を楽しませた。

 同NPOの中村修代表は「国直の土地柄、防風林としてのフクギも昔はたくさんあった。注目を集めることで少しでも増えていけば」と話した。

 イルミネーションは年始ごろまでライトアップの予定だという。