すっとごれリーグ納会

壇上の執行部と共にさらなる飛躍を誓う、すっとごれリーグの参加者たち

すっとごれ納会2
牧岡奈美さんのシマ唄に、歓喜に踊り出す参加者たち

すっとごれ納会3
ブルゾン〇〇さんを中心に、余興で来期の奮闘を示す人たち

来季への英気養う

 

25周年で活況

 

 【東京】―25周年を期にさらに奄美を盛り上げよう―。「祝 創立25周年 東京奄美青年野球連盟(すっとごれリーグ)納会」がこのほど、大田区池上の徳持会館で約70人が参加してにぎやかに開催された。表彰式に続いて余興では唄者・牧岡奈美さん、シンガーソングライター・平田輝さん、お笑いのしまらっきょが登場。記念の会を盛り上げて、参加者は罰ゲームなどで”自慢のプレー”も披露、来季への英気を養った。

 中濱寛リーグ会長は「西武ドームで関西奄美会と記念試合もでき充実した年となった。5年後は東京ドームでやりたい」。そう言って記念の年を振り返り、決意を表明した。

 来賓のあいさつなどに続いて表彰式に。1位は立神ポンカンズ、2位はDIK、3位は奄美ハブセンターと発表された。

 盗塁王(久保淳平さん=DIK)など個人記録の表彰もされたが、打点、安打、最多勝と大活躍したのが立神ポンカンズの庭田隆弘さん。「リーグの大谷翔平選手を目指しています」。そう満面の笑顔で舞台に立った。

 最優秀選手は、2年連続で立神ポンカンズの元野天心さん。優勝を決める大事な試合での活躍を評価され、史上初の快挙達成。記念の25周年とあって、三振王、四死球王など例年より多くの表彰者が登壇した。

 余興では、平田さんが作った「すっとごれリーグの歌」を披露。平田さんが「すっとごれ~」と呼び掛けると、全員で「やいやいやいやい」と、好返球を返すように声を合わせていた。

 そんな参加者の中にいた与論島出身の供利勇輝さんは、東京与論会青年部長としても活躍。与論の単独チームがないため今シーズンは、フリムンズの一員としてグラウンドに立った。供利さんは、「2、3年をめどにすっとごれリーグに参加したいですね」と意欲を見せていた。

 すっとごれリーグは、前出のチームのほか、シンケンズ、33BR、オーシャンズ、レッドブルズの8チームで構成され、足立区の舎人公園野球場を舞台に激戦を展開。所属メンバーは、社会でも「すっとごれ(なにくそ!)」の精神で立ち向かっている。なお、徳之島のチーム、レッドブルズが参加者減少により、1年間の限定で休部することが報告された。