西郷南洲書き初め大会

課題を練習する参加者ら

龍郷町民筆ふるう

 

 西郷南洲顕彰新春書き初め大会が5日、龍郷町の町生涯学習センターりゅうがく館で開かれた。小学生を中心に町民23人が参加し、筆をふるった。最優秀賞は大勝小1年の石原充葵さんに輝いた。

 町教委主催。大会名には、同町で約3年間暮らした、西郷隆盛の功績を称える気持ちを込めている。西郷は町で暮らしている間、町民に書道を教えたりしたという。大会は今回で12回目で、町民の書道への関心を深め、技術向上を図るのが狙い。

 「たつごう」「西郷どん」「敬天愛人」など、小学生、中学生、高校・一般の各学年ごとなどに課題が与えられ、練習後に清書した。元教員や書道愛好家の町民4人が審査員を務め、練習中にはアドバイスも行った。

 戸口小4年の青堀陽斗君は「年が明けたので書き初めがしたくて参加した。緊張したが自分がこう書きたいと思ったものが書けた」と話していた。

 参加者の作品は2月18日に開かれる第19回龍郷町民フェアで展示される。

 各賞の受賞者は次の通り。

 ▽最優秀賞 石原充葵(大勝小1年)▽優秀賞 石原知佳(同4年)、石原千聡(同6年)▽奨励賞 石原明子(一般)▽小学校低学年の部金賞 中江悠琉(赤徳小2年)▽銀賞 大山兼正(同1年)、岩崎想(龍郷小2年)▽小学校中学年の部金賞 宮崎蒼(龍郷小3年)▽銀賞 加藤笹月(大勝小4年)▽銅賞 大山宗祐(赤徳小4年)、福原璃音(戸口小3年)▽小学校高学年の部金賞 竹山咲良(赤徳小6年)▽銀賞 實川結子(同6年)▽中学生の部金賞 實川進之助(赤徳中2年)▽銀賞 竹山陸斗(同1年)▽銅賞 大山泰世(同1年)▽高校・一般金賞、銀賞 藤﨑博光(一般)