日ハム近藤捕手ら自主トレ先陣が徳之島入り

初の徳之島自主トレ入りで熱烈歓迎を受け、マイクを握った日本ハム・近藤健介捕手(写真手前)ら=6日、徳之島空港

「技術・体力・精神力アップへ」

 

今季への闘志も披露

 

 【徳之島】プロ野球パ・リーグの北海道日本ハムファイターズ勢の合同自主トレーニング勢の先陣として6日、日本を代表する打者の近藤健介捕手(24)や渡邉諒内野手(22)、松本剛同(24)の3選手ら6人が徳之島入り。空路同便の実業団駅伝男子の雄・コニカミノルタ陸上競技部(磯松大輔監督)一行10人とともに、地元天城町当局などの歓迎を受け、今季への闘志も披露した。

 日本ハム選手陣の徳之島自主トレは今回が初。近藤捕手の母親が自主トレ適地をネット検索し、シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんの合宿地でもある同島に注目。先月には父親が施設・設備など練習環境を下見。両親のマネジメントで太鼓判を押したのがきっかけ。

 16年は4年ぶりのリーグ優勝、10年ぶり日本一に輝きながら、昨季はリーグ5位に低迷した日本ハム。故障(椎間板ヘルニア)の手術で57試合出場にとどまりながら打率・413の記録を残し、アジアプロ野球チャンピオンシップ2017に出場した近藤捕手。その自主トレに追随する形で、8日には▽鍵谷洋平(27)と▽上沢直之(23)の両投手。9日は▽平沼翔太内野手(20)と▽高梨裕稔投手(26)も合流する。トレーナーなどスタッフ含め計10人で、26日までを予定している。

 空港ではコニカミノルタの両一行を天城町当局など関係者が歓迎の横断幕と花束で出迎え、大久幸助町長と徳之島観光連盟の重田勝也会長が歓迎あいさつ。特産のたんかんジュースも贈った。近藤捕手はあいさつで「今季に向けて技術的・体力的・精神的にレベルアップができるよう、この徳之島で力をつけたい。20日間、良い自主トレが出来るよう頑張っていきたい」。ニューイヤー駅伝を計8回制している同島合宿の常連コニカミノルタの磯松監督(44)は「今後は東京や琵琶湖マラソンなどロードレースが主。東京五輪プロジェクトも持っており、この素晴らしい恵まれた環境でトレーニングをして、成果を残したい」と応えた。同チームの合宿は15日まで。