城南海さんカウントダウンライブ

アルバム「ユキマチヅキ」から、冬の名曲を歌い上げる城南海さん

カウントダウン2
2階のイベント会場のほか3、4階からも見守る観客たちと共にカウントダウンを迎えた瞬間

カウントダウン3
西田あいさんと「ワイド節」を。「楽しいステージで一緒に歌え、いいスタートとなりました」(西田さん)

透明感ある声で魅了

 

 【東京】奄美出身の城南海さんが、2017年の大みそかに千葉県浦安市舞浜のイクスピアリ2階「セレブレーション・プラザ」でカウントダウンライブを行った。誰もが耳にしたことのある名曲を、透き通るような声で披露。感動的な新しい年明けの瞬間を迎えた、たくさんの人たちから大歓声と大きな拍手を浴びていた。

 上空にきれいな月を抱く大みそかの午後11時30分。リズミカルな音楽に乗って紹介された城さんは「夢の王国」から飛び出してきたようなファッションで手を振りながらステージへ現れた。「360度、たくさんの人ですね。寒くないですか」と、会場を埋め尽くした人たちにあいさつ。「冬がはじまるよ」「ORION」などを歌い上げた。

 「どんな1年でしたか?」。そう観客に聞いた城さんは、「私は初めてのホールツアーを体験できましたが、体調を崩したときなど、皆さんに支えられ、改めて歌える幸せを実感した1年でした」と自らを振り返った。続いて映画「アナと雪の女王」の主題歌を熱唱。白い息を透明感のある声に変え、澄み切った夜空に響き渡らせた。

 その後、同郷の西田あいさんがゲストとして登場。「アカツキ」を二人で歌うと、会場は熱を帯び、城さんの三味線で「ワイド節」を協演、あたりには奄美の風が吹いたようになった。

 都内から訪れたという夫婦は「初めて彼女の曲を聴きましたが、いっぺんに引きこまれました。最高のカウントダウンを体験できましたね」と満足そうに話していた。ファンと共に2018年を迎えた城さんは、「初めてのステージで皆さんとの年越しをかみ締める幸せを喜び歌いました。体調に気を付けて今年も一杯歌っていきます」と笑顔。「物語とエンターテインメントにあふれる街」、イクスピアリのヒロインを見事に演じ、絶好のスタートとなったようだ。