瀬戸内、喜界町で消防出初め式

消防車両を使った餅投げがあり、多くの見物客が集まった(6日、瀬戸内町)

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防災力・減災力の向上と1年の安全を誓い、一斉放水訓練も実施された (6日、喜界町)

訓練披露で決意新た

 

 瀬戸内町と喜界町の消防団出初め式が6日、各会場で開かれた。多くの町民が見守る中、団員らはパレードや訓練を実施し、決意を新たにした。また式典内で表彰伝達も行われた。

 瀬戸内町消防団(金久修団長、126人)の出初め式は、古仁屋小学校を起点としたパレードでスタート。消防車両を連ね、団員たちが古仁屋市街地を練り歩きアピールを行った。

 約30分のパレードの後、古仁屋港で式典を実施。消防団員約80人のほか、町当局や大島地区消防組合瀬戸内分署員、地域の保育園児などが参加した。新団員らによる宣誓や表彰伝達が行われ、鎌田愛人町長は「自然災害は未然防止できないが、被害を最小限に抑えることはできる。消防団と各関係機関が連携を取りながら日頃から訓練を行うことが最も大切だ」と訓辞を述べた。

 式典では防火広報を目的としたダンスの披露、町内の保育園児らで構成される幼年消防クラブによる放水訓練なども行われた。消防車両を利用した紅白餅投げの際には、多くの人が詰め掛け、団員がまく餅やお菓子を受け止めようと空に向かって手を伸ばす様子が見られた。

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 喜界町消防団(森正樹団長、119人)は、総合グラウンドで出初め式を行った。消防関係者などが参列し、防災力・減災力の向上と一年の安全を誓った。

 式典で川島健勇町長の式辞に続いて、地域の防災活動などに尽力した功労者に対して表彰を実施。各部門の代表受賞者が、表彰状を授与された。

 祝辞や祝電披露を行い、団員たちが放水訓練を実行。青、赤、黄などのカラフルな水を放出し、最後は万歳三唱で締めくくった。

 表彰(伝達)は次の通り(敬称略)。

 【瀬戸内町】〈県消防協会総裁表彰〉▽20年功績章 徳重敏幸(分団長)〈同協会大島支部表彰〉▽15年勤続章 泉俊昭(団員)、永井秀久(同)、前田龍也(同)、永井卓也(同)▽功績章

 與倉大志(副分団長)、平沼辰也(部長)、西秀満(団員)、益田佳典(同)、川井順(同)〈県知事表彰〉▽10年勤続章 早川茂弘(団員)〈瀬戸内町長表彰〉▽5年勤続章 長瀬利江(班長)、安田則夫(団員)、福島一男(同)、豊原竜一(同)、増明仁(同)

 【喜界町】〈県知事表彰〉▽10年勤続 吉原英樹(小野津分団)、富田英己(同)、大山祐輔(同)、竹下繁樹(志戸桶分団)〈県消防協会表彰〉▽功績賞 深水辰雄(中央分団)、澄道夫(上嘉鉄分団)▽精績章 岩松直樹(坂嶺分団)、田向浩昭(上嘉鉄分団)、榮勝太(同)、伊藤誠(阿伝分団)、大喜一之(志戸桶分団)、米田光弘(同)、平田文人(同)〈県消防協会大島支部長表彰〉▽15年勤続 大喜一之、米田光弘、平田文人、田向浩昭、榮勝太、伊藤誠
〈喜界町消防団長表彰〉 孝志繁文(早町分団)、藤廣南男(同)、町田秀一(同)、冨満仁(中央分団)、界亮太(同)、久保義人(荒木分団)、仙敏和(阿伝分団)、中路隆之(坂嶺分団)、基井義則(滝川分団)、山口兼司(同)、玄之内裕介(同)